オルニチンとはどんな成分?オルニチンの働きと美肌の関係


シジミに多く含まれるオルニチンは、「二日酔いに効く成分」というイメージが強いでしょう。
オルニチンは肝臓の働きを助けるだけでなく、体の内側から美肌を作る働きをしてくれます。
しかし、なぜオルニチンで美肌になれるのか、そのメカニズムを知らない方が多いはずです。
こちらでは、オルニチンが体にもたらす効果と、美肌との関係性について解説します。

■オルニチンという成分と体への効果
オルニチンとはどのような成分なのか、その基礎知識について見ていきましょう。

◇オルニチンはアミノ酸の一種
オルニチンは体のおよそ2割を占めるアミノ酸の一種で、生命活動を維持する成分です。
アミノ酸の中でもタンパク質を構成しない「遊離アミノ酸」に属し、主に肝臓内で重要な働きをおこないます。

◇オルニチンは肝臓の働きを助ける
肝臓内に多く存在するオルニチンは、アルコールの代謝や解毒といった肝臓の働きを助ける役割を果たします。

体内に入ったアルコールは、酵素によりアセトアルデヒドという有害物質に変化します。
お酒を大量に飲んだり、肝機能が弱っていたりするとアセトアルデヒドが無毒化できず、
頭痛や吐き気といった二日酔いの症状を招く原因になるのです。

つまり、オルニチンが二日酔いの解消に効果的といわれるのは、
アセトアルデヒドを無毒化する肝臓の働きをサポートするためです。

◇オルニチンが多く含まれる食べ物
オルニチンは有名なシジミのほかに、キノコ類やチーズ、魚などに含まれています。
キノコ類ではエノキやぶなしめじ、魚はマグロやヒラメが特に多いようです。

オルニチンの1日の摂取量に明確な基準がないうえに、
過剰摂取した場合の副作用もないので、量を気にする必要はないでしょう。
ただし、食べ物に含まれるオルニチンはごく微量なので、サプリメントをプラスする方法もおすすめです。

■オルニチンがもたらす効果と美肌の関係
オルニチンを食べ物やサプリから取ることで、以下の美肌効果が期待できます。

◇成長ホルモンの分泌促進による肌質の改善
オルニチンを取ると、睡眠中に分泌される成長ホルモンを促進する効果があります。
成長ホルモンが増加すると、シワや隠れたシミ、たるみ、くすみ、肌荒れなど、
さまざまな肌トラブルの改善につながります。
成長ホルモンの分泌が増加すると、コラーゲンやヒアルロン酸の生成も促進されるため、
ハリとツヤのある肌に導いてくれるでしょう。

また、肝臓の機能が向上するとエネルギー供給が上がり、コラーゲンの原料となるアミノ酸「プロリン」が増加します。
プロリンは肌のうつおいを保つ天然保湿成分(NMF)の重要な成分で、
肌質そのものが変わるという研究結果もあるほどです。

加えて、成長ホルモンはタンパク質を合成して、筋肉を作る働きがあります。
筋肉が増えることで基礎代謝が上がり、やせやすい体を作る効果も期待できるでしょう。

◇疲労回復効果による疲れ肌の改善
オルニチンは疲労感の改善効果が高く、イライラするといった感情の起伏や、
運動による疲労、ストレスからくる疲労感に効果を発揮するといわれています。
オルニチンと疲れ肌の関係を実験した団体によると、
顔色の悪さやくすみ、肌のざらつき、肌のハリ、目元や口元の乾燥などの改善が報告されています。
「何となく肌の調子が悪い」という疲れ肌の方にとって、オルニチンは体と肌の健康を取り戻す救世主といえるでしょう。

◇ストレスの疲労を解消
ストレスで自律神経が乱れると皮脂が増加し、ニキビや肌荒れを招きます。
オルニチンはストレスの負荷で増加する、血中コルチコステロン濃度を抑制するという研究結果があります。
メンタルストレスによる疲労感の改善も期待されているため、
ストレスが肌に影響しやすい方は、オルニチンを意識して取るといいでしょう。

◇アンモニアの代謝向上
肝臓はアルコールを無毒化するほかに、
疲労物質の一つである「アンモニア」を尿素に変換する「代謝」という働きがあります。
アンモニアを解毒する回路をオルニチン回路といい、
オルニチンがアンモニアと結合する中間体として解毒を促してくれるのです。

アンモニアが体内に溜まると疲労が取れないばかりか、
便秘による肌荒れやターンオーバーの乱れを引き起こします。
便秘がちや、ニキビや吹き出物がなかなか治らない方は、オルニチン不足を疑ってみてもいいかもしれません。

■まとめ
二日酔いに効くことで知られるオルニチンは、肝臓の働きを助け、アンモニアの代謝を高める働きがあります。
オルニチンによる成長ホルモンとコラーゲンの増加によるアンチエイジング効果、
ストレスや疲労などの肌トラブル改善など、あらゆる肌の悩みを一気に解消できます。

加えて、ストレスや疲労回復効果や、便秘の解消効果も見込めるため、
心身の健康を目的に取り入れてもいいでしょう。
オルニチンが特に多く含まれる、シジミやエノキは意識して取り入れることをおすすめします。
ただし、食べ物のオルニチンはごく微量のため、必要に応じてサプリメントをプラスしましょう。
 

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