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マイクロニードル技術とは?
肌の専門家として
私たちコスメディ製薬だから実現できた
皮膚浸透ソリューション

今美容業界で大注目されている、「マイクロニードル」。
「それってお肌にどういいの?」「ニードル(針)って痛くないの?」私たちコスメディ製薬の研究のあゆみとともに4つのポイントから「マイクロニードル技術」について詳しくご紹介していきます。
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皮膚の中で針が溶ける?!「溶解型マイクロニードル」

「マイクロニードル技術」とは、薬剤成分を体内へ取り入れるDDS(ドラッグデリバリーシステム)の新たな手法として、かねてより医療分野での研究が進められてきた技術です。
薬科大学発のベンチャーとして、貼り薬や塗り薬など、「皮膚表面に塗るだけでは浸透しにくい」高分子薬剤の経皮吸収を研究していたコスメディ製薬は、この「マイクロニードル技術」に着目。
皮膚本来の成分であるヒアルロン酸やコラーゲンでできた、目に見えないほど微細な針に薬剤成分を結晶化させ、肌に貼付することで皮膚内部の水分で針そのものが溶けだし、簡単・安全に薬剤成分を皮膚内にリリースできる「溶解型マイクロニードル技術」を世界で初めて開発、実用化に成功しました。
高分子成分を簡単に皮膚内にリリース

※1 角質層まで
DDS(ドラッグデリバリーシステム)の新しい手法
溶けるマイクロニードルで薬剤の経皮吸収が確実に


医療に貢献し、人々の生活の質を向上させたい

薬科大発ベンチャーとして医療に貢献する経皮吸収システム(TTS)の研究開発をしていた私たちは、2006年より製薬会社としてインフルエンザワクチンやインスリンなど高分子薬剤の注射に代わる投与法についての研究を開始。「薬」「皮膚」「浸透」の3つをキーワードに、痛みなく、簡単に、確実に薬剤を体内に取り入れる方法を模索していました。
当時、マイクロニードルは海外を中心に研究開発が行われていましたが、金属で作られていたため、皮膚内で折れて残ってしまう、痛いなどの問題が多く製品化には程遠い存在でした。電気やイオンを用いることなく、また皮膚にとって安心・安全な製品という観点から、皮膚内で溶ける物質で作る「溶解型マイクロニードル」という発想が生まれたのです。
開発からわずか2年余り、肌本来の物質であるヒアルロン酸を素材とすることで、実用化に成功。化粧品としても有効であることがわかり、世界で初めて工学的製法を確立し、2008年11月12日(いいひふの日)に上市。以来今日に至るまで私たちは、マイクロニードルを中心とした技術開発に取り組み、化粧品開発だけでなく引き続き医療分野での「投薬シート」や「ワクチンパッチ」などの開発や臨床試験に取り組んでいます。
※1 角質層まで
ヒアルロン酸マイクロニードル

マイクロニードル成分拡散の様子


いつでもいつまでも輝く大人の素肌へ

シワへの充填剤として美容医療の分野で注目されているヒアルロン酸。もともと人の体内に存在しているため安全で高い保水力があり、肌のみずみずしさやハリ弾力保持に欠かせません。

しかしヒアルロン酸は加齢と共にどんどん減少してしまいます。また外から補おうとしても高分子のため肌に浸透しにくく、塗り重ねても肌表面の保水にしか効果がないことが化粧品分野共通の課題でした。
自己溶解型マイクロニードル化粧品は、その課題を根本から解決。肌に貼付するだけでマイクロニードルが肌内部※1に到達し、角質層で溶解してヒアルロン酸を直接補うことに成功しました。針そのものがヒアルロン酸でできているため、肌内部に異物が残ってしまうリスクがなく、ヒアルロン酸注射のように技術を必要としないため、手軽に日常のスキンケアに取り入れることが可能となりました。肌に貼付するだけで高い保水力を保持したままのヒアルロン酸が肌の内側※1で溶解・浸透する、これまでにない革新的な美容シート Quanis「ダーマフィラー」が誕生しました。
※1 角質層まで
「すべて溶ける」自己溶解型パッチ


いつも安心して使っていただきたい

最後に特許の取得状況や受賞歴、品質管理についてご紹介します。私たちコスメディ製薬は、これからも溶解型マイクロニードルのパイオニアとして、また肌の専門家として、更なる品質の向上とともに安心して皆さまに使っていただけるよう、研究開発を続けてまいります。
特許取得
日本国内のみならず、海外でも多数特許を取得し世界中で注目を集めています。
● 国内 52件
● アメリカ・中国・韓国・EU など 62件

受賞歴

革新的な技術と高い応用力が評価され数多くの賞を受賞しました。

ダーマフィラーに採用されている弊社技術「マイクロニードル技術」は、優れた薬剤等送達効果が期待できる画期的なデザイン性が評価され、2015年グッドデザイン賞を受賞しました。


世界で初めてマイクロニードル化粧品を上市し、国内でも唯一のマイクロニードル化粧品の製造メーカーとしての功績が、世界で戦える日本発のユニークな技術として認められました。


ダーマフィラーに採用されている「マイクロニードル技術」は、新しい投薬の方法として高い社会貢献と広い応用が期待できると評価され、2016年新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)長官賞を受賞しました。


ダーマフィラーに採用されている「マイクロニードル技術」はわが国の産業の発展に寄与すると評価され、りそな中小企業優秀新技術・新製品賞を受賞しました。
実績
● 国内大手化粧品メーカー各社よりOEM製造を受託しています。
● 海外大手化粧品メーカとも協力し、研究を進めています。

2017年冬 桂工場、稼働
受注体制強化のため、2017年冬に「桂第二工場(京都)」の稼働を開始しました。
品質管理
● 医薬品製造レベルの厳しい品質管理のもと、京都の自社工場で製造から包装までのすべての工程をひとつひとつ丁寧に行っています。
● 国際規格ISO22716(化粧品GMP※2)に準拠した最高レベルのクリーンルームで製造しています。
● 原材料にもこだわり、医薬品を開発する製薬メーカーとして厳しく選び抜いて管理したものを使用しています。

※2 製造管理および品質管理の基準
論文発表
10年以上に及ぶ研究の中で、マイクロニードルや経皮吸収に関する論文を大阪大学などと共同して多数発表しています。
